札幌国際芸術祭、始まりました!ひろがれコタンワークショップ#01 めちゃクチャOPENING①
始まりました!札幌国際芸術祭2017。
8月6日(日)、コタンペップロジェクトもオープニングイベントが行われました。
白老アイヌ民族博物館のお二人がアイヌの伝統的なクチャ(仮小屋)の作り方を教えてくださりました。 クチャとは、アイヌ民族が遠くへ狩りに行く際などに建てた仮小屋です。
楽しみながら、アイヌ文化を学んじゃおう!という今回のイベントは、大人も子どもも一緒になって、クチャづくりやアイヌの遊びを体験しました。
今回作った伝統的なクチャ(仮小屋)は二種類!フキの屋根と、松の木の屋根のクチャをみんなでワイワイ作りました。
クチャ(仮小屋)づくりは、紐の結び方が大事とのことで、丁寧にやり方を教えてもらいます。今回は麻紐を使用していますが、本来は木で作った紐を使うのだそうです。
いざやり始めてみると、みんな真剣に紐の結び方を練習してました。
フキのクチャ(仮小屋)づくり。細い枝を組み立てて、この枝にフキをかぶせて屋根にします。
フキを固定するのは、なんとフキの筋!フキの繊維を割いて、集め、紐状にして結びます。フキをお料理する時に柔らかくいただくために筋を取ったりしますが、紐のようにして結べるほどの強度があるなんて。 山に入って怪我をしてしまった際は、簡単な止血にも使えるのだそうです。
クチャづくりの紐はただ集めて縛っただけですが、「フキの筋で紐も作れますよ」と山道さん。見事な手際で、フキの筋がみるみる紐に・・・。フキは紐としてはそこまでの強度がないそうですが、このように木の皮などの繊維を紐状にして、衣服や様々な道具作りをしていたと教えていただきました。
木の種類によって硬さが異なり、用途も変わります。
そんなこんなで、フキのクチャが完成しました! ・・・まだまだ続く、ひろがれコタンワークショップ#01 めちゃクチャOPENING。レポートvol.2もお楽しみに!